お墓を建てようと考えるタイミングは故人を偲んでであったり、終の棲家として自分たちの想いなどを込めたりと様々だと思います。

そんなお墓を建てるという事柄も、現実としてはどのようにしていけば良いのかと思案に暮れてしまうことが多々あるかもしれません。

そんな時は以下の2点をまずは念頭に置いて考えてみてはいかがでしょうか。

  • いつ頃までに、どこへ建てるのかを考える

急遽お墓を建てなければいけない場合もあれば、比較的時間にゆとりをもって建てられる場合もあります。ですので、仏式の場合などは四十九日忌や回忌法要などを目標にすることが多いかと思います。それ以外の宗教宗派の場合でも決まり事やご家族ご親戚などの都合でタイミングを決めることができるかと思います。

また、お墓はどこにでも建てて良いわけではありませんので寺院墓地や共同墓地、霊園墓地など定められた場所へと建立しましょう。すでに墓地がある場合は管理者などに間違いがないかの確認をするのも良いかもしれません。建立場所の墓地がまだ無い場合は、直接寺院や霊園などに伺ってお話を聞いてくるのも良いですし、弊社へとご相談頂ければご希望に沿った墓地のご紹介も致しております。

  • どんな形や色が良いのか考える

どんなお墓を建てたいですか、と質問されても回答に困る方が多いのではないかと思います。そんな時は自分や家族がお墓に対してどんな形や色をイメージしているか、漠然とでも良いので考えてみてください。

例えば石碑の形は従来通りの和型墓石なのか、現代風な洋型墓石なのか、それとも丸や三角といったモニュメント的なお墓が良いのか。また、色は黒っぽいものが良いのか、それとも赤やピンクといった明るい色が好きだったからそんな石を使いたい。手描きでも良いので「こんなイメージがいいな」と伝えて頂けると希望に添えるかと思います。石の性質上出来ることと出来ないことはありますが、お墓に対するイメージや想いを可能な限り反映したいと思っています。

伝えて頂いたイメージをもとにCADにより完成イメージを作成致します。出来上がった完成イメージの図面をご覧になって頂き、細部まで確認をして頂きます。その際に気になる箇所や変更点などがあれば、何度でも修正いたします。納得いくまで何度でも無料で描きますのでお気軽に相談して頂ければと思います。

お墓には伝統的な習慣や地域的な習慣などはあるかと思います。ですが、弊社としては伝統的・地域的な習慣を守りながらお墓を建てようと考える方達の気持ちを大事にしたお墓造りを心がけています。その第一歩として「こんなお墓にしたいのだけど」や「こんな色の石はあるのかな?」というご相談からでも結構です。漠然としたイメージから「お墓」という形あるものへとさせて頂きます。

お墓が出来るまでの流れ

  • 図面やお見積りの決定

墓地の大きさや場所の確認後、完成イメージの図面やお見積りを作成致します。

現場の確認をさせて頂ければ、概算ではなくしっかりとした金額のご提案ができます。

お見積りの金額は基本的に「墓石 + 基礎工事 + 取付工事 + 付帯する全ての作業費」の合計となります。弊社のお見積りは現場確認をさせて頂いた場合、総額表示(税込)となります。

墓地の大きさだけでのお見積りや図面作成も可能ですのでお気軽にご相談ください。

  • 石材の加工及び基礎工事

墓石の形状や色、お見積り金額にご納得いただけましたら石材の加工に入っていきます。

墓地の寸法に合わせて石材を切削したり磨いたりの加工作業となります。

大きさや形状にもよりますが概ね1ヶ月程度が加工に要する日数の目安になってきます。ただし、ご法要やご納骨の日程によっては調整が可能ですのでご相談ください。

石材の加工と並行して、墓石を建立する墓地での基礎工事を行います。

管理者や宗旨宗派によって差異はありますが、地鎮祭やお経をあげて頂いてから工事へと入るのが一般的です。

墓地内の残土を排出しランマーを使って転圧作業を行い地面を締め固めます。傾斜地や軟弱な土地の場合は必要であれば写真の様に杭打ちを行い地中にある硬い層まで打ち込みます。

鉄筋を配筋しコンクリートを流し込み固めます。

写真中央にある四角い穴は基礎の下にある地面と繋がっています。

雨などにより浸透した水を排出する機能的な意味合いと、埋葬される方が息が出来るようにという宗教観的な意味合いがあります。

ちなみに、墓地の大きさにもよりますが墓石は3~5t程度の総重量があるのでしっかりとした基礎が必要となってきます。

  • 彫刻デザインと彫刻作業

墓石に彫刻する文字やデザインはご自由にお選びいただけます。

一般的には「〇〇家之墓」といった家名や、「和」「ありがとう」などの言葉を彫刻することが多いかと思います。書体や文字の雰囲気などご提案させて頂きますのでご自由にお選びいただけます。

また、写真の様にご自分やご家族が描いたデザインを彫刻することも可能です。

デザインは紙に手描きされたものや、PDFなどのデータ化されたものでも大丈夫です。

サンドブラストを使用して彫刻するため線や輪郭を修正させて頂きますが、本来のイメージを損なわないよう自社にて修正・調整をさせて頂きます。

絵が描けないけど彫刻したい絵柄はあるけどどうしたら良いかなと心配されていても大丈夫です。「鳳凰と藤の花」を彫りたいといったオーダーから、弊社デザイン担当者がイメージを作成致します。

ご提案させて頂いた絵柄からイメージに近づけるように修正は何度でも致しますのでお気軽にお申し付けください。

  • 墓石の建立 取付作業

基礎コンクリートがしっかりと固まったら墓石の取り付け作業となります。

地震への備えとして石材同士は免震性能があるコーキング材(接着剤)を使用して取付を行います。また、石材同士の接合部分にはステンレス製のアンカーボルトとL型金具を使用して接合・一体化させています。

接着面に対して十分な量のコーキング材を使用することによって免震性能を発揮する施工方法を採用しています。

このコーキング材は硬化した後でも弾力性を保持したまま石材同士を接着し続けるので、地震等の揺れによる衝撃に対して有効と言われています。

墓地をどうしようかというご相談から、墓石を建てたいといったご相談まで幅広くご対応いたします。

ご質問や資料等のお問い合わせは下記より受け付けています。

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